荊をなぎ払い
たどり着いた先に跪いた


長い眠り
その終わりの気配に瞳をあけた






   ああ。



話に聞いた美しい姫
でも こんなもんか


ずっと待ってた王子様
でも こんなものなのね




暫し躊躇った後 くちづけをかわしてみる


ああ 思ってたよりやわらかくないな

まあ まあ思ってたより甘くないわ




王子は立ち上がる。
姫は瞳を閉じる。




他の子を探しに行こう

もう少し眠りましょう






夢みる王子とお姫様。
いつか気がつくその日まで



おやすみ、なさい。




- mono space -