そろそろ行こうじゃないか。



少年はナイフを持って。
少女はピストルを持って。




そろそろ行こうじゃないか。

少年は真っ直ぐつきつけ。
少女は重さに震えながら構える。



だって、潮時 みたいだから。

少年は笑う。
少女は泣く。


だから 
   でも


だからどうだというんだろう。


僕は知ってる。少年も知ってる。少女だって認めてる。

「ねぇ、それは必然なの?」
「 だろうね だからこうして 僕等此処にいる。」



ああただ 怠惰に。


僕は眉を寄せる。少年は痛みをこらえる。少女は瞳をそらす。

「どうしても?」
「ああ、どうしても。」


少年は突き立てる。
少女は引き金をひく。
僕は絶望に ただそこに立ち尽くす。

希望と無気力のただなかで 大きく深呼吸して
幸せと不幸せの狭間で ただ 





「さぁ、 そろそろ終わらせようじゃ、ないか。」


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